人間関係

【病院管理栄養士の人間関係】看護師さんと仲良くしたい!

職場の人間関係はいかがですか?

以前栄養科の中の人間関係について記事にしてみましたが、今回は病院内での人間関係、看護師さんとの仲についてお話したいと思います。

調理師さんとの人間関係についてはこちら↓

【人間関係うまくいってる?】栄養士が調理員さんとうまく付き合う方法管理栄養士として25年間病院で働いてきた中で学んだ人間関係についてまとめてみました。今回は調理師さんとの関係をうまく保つ方法です。調理師さんと仲良く過ごすことができれば、仕事もスムーズに進み、ノンストレスですよね。栄養士を目指す方や今人間関係に悩んでいる新人栄養士さんに少しでもお役に立てればと思います。...

 

病院内で栄養士の力を発揮しようと思うなら、看護師さんは絶対に味方について欲しい存在です!

ですがうちの病院では、ほんの少し前まで関係は良くなかったのです。

看護師さんとうまくいかないと、本当に全てのことがうまくいきません😅

病院は看護師さんのおかげで回っているといっても過言ではないからです。

 

なぜ看護師さんとうまくいっていなかったのか、そこからどう対処したのかについて、今回はまとめてみたいと思います。

栄養士は嫌われていた?!

はっきり言って、栄養士&栄養科全体が看護師さんから嫌われていたと思います。

栄養士が嫌われていた理由、それは一言で言うと「栄養士が栄養士の仕事をしない」ことでした。

ミント
ミント
あくまで、うちの病院のお話です

看護師さんってめっちゃくちゃ忙しいですよね。

患者さんの世話から主治医の世話まで(笑)しかも責任とリスクを背負っている。現場はいつでもピリピリムード。

そこで仕事をしていない(そう見えてしまう)奴がウロウロしていたら、それだけで腹が立ちますよね。

うちの場合の栄養士が嫌われていた理由はそれだったと思います。

 

 

栄養士が「栄養士の仕事」をやっていなかった時代

昔むかし、栄養科は「事務部門」に所属していたという話。(そういう所が多かったんですよ)

私が就職する少し前までのお話です。そんな昔話から物語は始まります(笑)

私が入ったころには一応「診療部門」にかろうじて入れてもらっていました。

それでもそのころの私たちの仕事と言ったら、

  • 調理や材料出し
  • 献立作成
  • それらに付随する事務作業

栄養科といえば「給食」のイメージしかなかった!

ほとんどの時間をこんなことに使い、栄養指導は先生がたま~に指示してくれて行う程度、栄養管理はおろか患者さんに会うこともほとんどありませんでした。まさに

看護師さん
看護師さん
 管理栄養士じゃなくてよくないですか?

というような仕事内容です。

ミント
ミント
事務所属にされても仕方ない状態でした。 

そんな管理栄養士を200床ほどの病院で3人も雇ってくれていたのですから、良い病院です(笑)

あのころは調理師もいっぱいいたし、今思うととても甘い仕事の仕方でした。何してたんだろうね。

 

看護師さんが「栄養士の仕事」までやっていた?!

病棟に行くのは、食事のクレーム対応や、食事箋(食事内容の指示書)回収だけ。

あまり行かないから病棟(看護師さん)をなんとなく恐れていました。・・・看護師さん怖かった。アウェイ感が半端ない😱

でも、今考えると、栄養士が栄養士らしい仕事をしていなかったから看護部門は怒っていたのです。

栄養士に怒っていた理由

  1. クレーム対応もろくにしない
  2. 患者の顔を見にも来ない
  3. 栄養指導をする気がない(感じられない)
  4. 要望しても言い訳ばかりで対応しない

つまり、栄養士は「栄養士の仕事をしない」と怒っていた

同じ病院のスタッフだというのに、看護師さんとの間に分厚い壁を感じてました。

でもそれは私たち栄養士が自分で作っていた壁だと思います。

怒っている看護師さんはいつだって「私たちは忙しいのに」というオーラがすごくて、きっと

看護師さん
看護師さん
栄養士、もっと働けよ!

って思っていたと思います。

 

食事のクレーム対応もまずは看護師さんから

患者さんからの食事に対するクレームはいろいろあります。

中でも一番多くて、どれだけ対策しても起こってしまうのが、髪の毛が食事に入ってしまうという異物混入事件。

でも当たり前ですが、患者さんの怒りは相当です。

そんな時に矢面に立ってくれていたのが看護師さんでした。

そして栄養士はある程度患者の怒りがおさまったところで連絡が入っていたので、行ってみると意外に怒りはクールダウンしていて、栄養士は怒られなかったりして。

それだけでも腹が立ちますよね?

それを当たり前にしていたというか。

今ではクレームがあれば「じゃあ、栄養士さん呼ぶね」と言ってすぐに呼んでもらえるようになっています。

関係がうまくいき始めたから呼んでもらえるし、行くからまた関係も良くなっています。

 

患者の顔を見にも行っていなかった

患者情報は食事指示伝票で得る情報のみでした。

当時は電子カルテでもなかったので、患者の名前・食事内容以外何もわからない状態😨

今じゃありえませんよね・・・

栄養指導が入ったときだけカルテを見に行くので、正直どこ見たら良いのかもわからない状態です。

しかもせっかく病棟へ行っても必要なカルテしか見て帰らないので、患者さんの顔は見もしない。

そんな栄養士にする話なんてないですよね。

 

 

栄養指導をしようという意欲も感じない

栄養指導をするには医師の指示が必要です。

指示がなければ病棟へ行くことも無かったから、当然どんな患者さんがいて、いつ手術が行われているのか、いつ退院なのかなんてまるで知らなかったんです。

「不思議にも思わなかったんかい!」といわれそうですが、そうなんです。

 

ちゃんと仕事をしている栄養士なら、医師からの指示がなくても指示をして欲しいと医師に訴えることもできたはず。

スムーズに指導ができるようシステムを作ることもできた。なのにしなかった。

看護師さんがわざわざ栄養士にそれをするように言うはずがない、話すことすら面倒でしょう。

だからね。

これは後々知ったのですが、術後の食事や人間ドック後の食事などについて、看護師サイドでパンフレットを用意して患者に栄養指導まで行っていたのです。

栄養士が指導すれば診療報酬もつくというのに、ただ垂れ流して・・・信じられない状況。

なんてことでしょう!

それよりもなによりも、患者さんにもごめんなさい😢😢😢

 

 

看護師さんの訴えにも聞く耳をもっていなかった

栄養委員会というものが月に1回あるのですが、その場はほぼほぼ看護師さんの怒りや愚痴が伝えられる場となっていました。

栄養士ももっとこうしろ、調理師もこうしろと。(栄養指導の件はまだこの時伝えられていませんでしたが)

せっかく改善するチャンスを与えてもらっていたんですが・・・

いくら言われても栄養士は言われ慣れていることもあり、ほとんど対応もせず言い訳して放置。とてもお話にならない状態でした。

自分たちの中でも「給食管理」を仕事と思っていたのかもしれません。(特に上の人が)

ますます嫌われるし、注意もしてもらえなくなりつつありました。

言っても無駄だから、出席してくれるメンバーも新人看護師さんになったりして、栄養委員会自体が「無駄な時間」と思われていたんじゃないかな。

 

 

栄養士が「栄養士の仕事」をするようになった

でも、そんな仕事をしない栄養士時代についに終わりが来ました!

全国的にも栄養士の立場が確立し、診療報酬が上がったりもして、病院側からも「給食管理」より「患者管理・栄養管理」に力を入れるよう指導がありました。

時代に助けられたとも言えるかもしれません。

 

管理栄養士の仕事は栄養管理! そして栄養指導!

毎日いやおうなしに病棟に上がる時代の到来です。

これまた当たり前のことですが… 正直嬉しかったです😆やっと栄養士らしいことができる!と

もちろん始めるにあたり今度は調理師と揉めたり、いろいろ準備も大変で忙しい思いをしましたが、それと同時に看護師さんとの関係も少しずつ良いものに変わっていったように思います。

 

患者の情報はカルテだけでは得られないので、看護師さんとのやり取りが欠かせません。

話ができると、やっぱり関係が変わってきますよね?

ちゃんと顔を突き合わして話ができれば、言いたいことも言い合える。

できることは栄養科で対応できるし、できないこともなぜできないのかを分かってもらえるよう説明することができます。(というか、する努力をするようになった)

病室にも頻繁に訪問することになるので、患者からのクレームは直接受けられます(笑)

看護師さんがやってくれていた「栄養士がするべき仕事」を栄養士がやるようになったので、そんなイライラがだんだん減って行き、立場も少しは認められるようになっていきました。

 

 

関係改善につながった「チーム医療」の考え

病棟へ上がるようになったころ、チーム医療というものが始まり、様々なチームに栄養士も参加することができました。

やっと本来の栄養士という立場を獲得できたような気がします。

引っ張ってくれた医師のおかげもありますが、厨房に引きこもっている場合ではなかったと強く思いました。

管理栄養士だって立派な仕事

診療には欠かせないものなんだから!という自信にもつながりました。

そうすると、看護師さんはじめ他のスタッフからもちゃんと「医療人」として扱ってもらえます(笑)

私たちは栄養士の仕事をちゃんと理解できていなかったんだね。

 

 

栄養士よ!恐れず外に出よう

人間関係がうまくいくと、仕事がスムーズに進みます。

人間関係がしっかりしているチームは、活発に活動できます。

すべては患者さんの治療にもつながっていくのです!

 

とはいえ、まだまだ栄養士に悪意ある発言をするスタッフはいましたよ。

でも恐れてはいけない。

嫌な奴にほど私は話かけるよう心掛けました。

嫌なことをいう人にも理由がある場合が多い。

振り返ってみると、自分たちがちゃんとできていないことの方が多かったから、まずはなぜそういう態度をとられるのかを考えるべきです。

 

そしてもう一つ。

文句が言えなくなるくらい仲良くなるというのも作戦。

いつもそこにいたら、文句言えないし、言うこともなくなると思います。

 

【個人的に気をつけたこと】

  • 看護師長や主任クラスの看護師とも話ができる関係を築いていった
  • 特にキツイ看護師さんや、嫌われていると感じる看護師さんに自ら近づいてみた
  • できるだけ時間を作って、用がなくても病棟に顔を出す習慣をつけた

ミントはB型ですが、人見知りです。

でも頑張ったんだよね😅

たまたま看護師長と行動する機会が増えたり、同郷だったりして話が合い、その後栄養科の味方に付いてもらったりもできました。

自分の年齢が上がり、ベテランの域に近づいて発言権を得たということもありますが(笑)、同等に話をしてもらえるようになったのは、栄養科から外へ出るようになったことが大きいかなと思います。

直営だったとしても、いつまでも厨房にいたらダメね。

 

 

まとめ

看護師さんや他部署のスタッフとも上手く付き合うには、

  • 「栄養士」としての仕事をきちんとこなすこと
  • 連携を取ること
  • チームの一員として一緒に頑張ること

だと思います。

 

今でも、厨房業務に忙しい栄養士がたくさんいると思う。

それでも何とか栄養科の外に出て頑張ってみて欲しい。そして看護師さんと仲良くしておくことをおすすめします。

きっと、いつかその結果が返ってきます。(絶対仕事がスムーズに進むから)

 

看護師さんが最強なのは・・・当たり前・・・と私は思う。

いつだって患者さんに一番近いところで、親身になって一生懸命に働いている。

気難しい医師も上手くサポートし、病院経営まで支えている。

病院で一番忙しく重要な仕事だということは間違いない。

 

特に今年は新型コロナ禍での命がけの勤務、患者さんのために戦ってくれている方々に心から感謝いたします。

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