ブログを振り返っていると、出産時の話を書いていないことに気が付きました。
一番大事なところなのにね・・・
もう3年以上前のお話にはなりますが、高齢で今出産に不安を抱えているという方がいらっしゃれば、少しでもお役に立てればなと思います。
高齢だからなかなか下りてこない?
38週
38週の検診時でも全く子宮口は開いておらず産まれそうな気配がないので、助産師さんに雑巾がけをしたり、朝夕1時間は歩いたりするように強く言われました。
高齢だと、普通より出産が遅れやすいみたいですね。
・・・かもしれないけど、何だか高齢だからという先入観で喋ってない?とも正直思った。
口調が強いんじゃ。(被害妄想でしょうか)
それでも私は初めての経験だったので、そりゃ言われる通り一生懸命頑張りましたよ。
人より小さめだったお腹も産休に入ったところで急激に大きくなったので、体が重くて辛かったんだけど。
- 実家の床掃除を徹底的にやって、お家がピカピカになるほどに頑張りました。
- 真夏で朝夕でも暑い暑い時期でしたが、猛暑の中汗だくになりながら1時間ちゃんと歩きました。
一人だと寂しいから、愛犬のチワワと散歩してみたんですが、1時間は長すぎたのか「散歩」と言っただけで震えるようになり、愛犬との散歩は諦めました(笑)
- YouTubeでマタニティヨガも探して、30分以上やってたりもしました。
39週
そうやっていろいろ努力はしたけど、39週の検診でも赤ちゃんは下りてきていないし、子宮口の広がりもない。
そのため、さらにスクワットや階段昇降も追加でやるように言い渡されました😂
予定日まであと少しになり、気持ちは焦るばかり。
「予定日を過ぎても産まれなかった場合はこの日から入院です」という説明もあり、より一層焦って頑張ったのでした。
予定日に破水!
予定日前日も全く何の気配もないし、まわりの反応からも「高齢だから数日は遅れるんだろうね」と思っていました。
それでも、夜寝る前にお腹をさすりながら「ねえ、明日予定日なんですけど😅まだ出てくるつもりないの?」とお腹に話しかけてみたりして。
そのまま眠りについたのですが・・・
その夜中、日付が変わったころに突然ドバっと破水!
ギョエ~~~😱😱😱!って感じでした。
何でしょう、自分は破水しないという変な自信があったもので(笑)
慌てて母親を起こして、病院へ行く準備を手伝ってもらいました。
タクシーが捕まらない!
私は里帰り出産だったのですが、離れて暮らす夫は予定日前日の仕事終わりに、こちらに来てくれる予定でした。
「きっとこっちに向かってくれている時間だ。」そう思ったのですが、夫は電話に出ない!
父親は高齢のため「夜の運転は怖い」と言っていたので、頼るのはもっと怖いし( ;∀;)
ちょうど長期のお盆休みでその間に出産になるだろうから、夫に病院に連れて行ってもらえるとタカをくくっていたのが間違いでした。
こんな夜中にタクシーが捕まるだろうかと思いながら、片っ端から母親に電話をかけてもらいました。
案の定なかなか捕まらず、どんどん時間が過ぎていきます・・・
夫はまだ電話に出ない( ;∀;)
やっとタクシーが捕まったのが破水から1時間後でしたが、到着までにさらに30分はかかると言われました。
そんな時に夫からやっと着信です。
「どうしたの?」という寝ぼけたような声。
どうやら仕事に疲れて一旦寝てしまっていたらしく、破水したことを伝えるとびっくりしてハッキリと目が覚めたみたいでした。
そこから1時間ほどで迎えに行けるというので、タクシーをお断りして飛んできてもらい、夫に病院へと送ってもらったのでした。
腹が立つとかよりも、病院に到着した時点で破水からすでに4時間ほど経過していたので、ただただ心配でした。
出産って夜中になることが多いらしいので、いろんなことを想定して、事前にタクシー会社に予約しておかないとダメでしたね。
子宮口が開いていない?バルーンを入れることになる
病院に到着すると助産師さんが車いすを用意してくれました。
破水で車を汚したくないので、愛犬のペットシートを敷いていたら笑われましたが、「そんな手があるんですね!めっちゃ良い方法😄」と褒められました。
犬を飼っている方にはおすすめです(笑)
破水したからって、すぐに産まれるわけじゃないんですね。
赤ちゃんは下がってきてないし、子宮口も硬いし開いていないと言われて陣痛室から個室へ移動して1日過ごしました。
主治医からは、バルーンを入れて子宮口を広げ、誘発剤を使う方法を勧められました。
そしてそれでもダメなら帝王切開になるとの説明を受け、それらの承諾書にサインをしました。
そんなことになるとか聞いてなかったし、こわっ😱!と怯えていたのですが・・・
どこが開いてないんだよ!
予定日の次の朝、バルーンを入れるために処置室に入って覚悟を決めたところへ、研修医である主治医と共に教育係の先生らしき人が一緒に入ってきました。
そして、私の様子を見て一言。
ねえ?って私に言われても😓
わざわざ年齢を言われたのは若干気に障りますが(笑)、ともあれバルーンは土壇場で入れなくて済みました!
やっぱり「高齢出産に対して何らかの先入観があるんじゃないか?」と思ってしまう一幕でした。
呼吸法、聞いてないよ~
そうこうしているうちに急に子宮口が開き始め、陣痛も始まりました。
陣痛だって初めての経験。
「キタ~!これが陣痛か?」って感じでした。
しかし呼吸法がわからないので、痛い時に息を止めていたみたいで突然アラームが鳴り、めちゃくちゃ大勢のスタッフが飛んできました!
すでに陣痛は去っていった後だったので、みんなが来た時にはこっちの方が「何事😱?」って感じです。
息を止めると酸素が赤ちゃんに届かないから、危険な状態になるらしい。
「1回の陣痛は約2分、まずは息をハ~っと吐き出してから深く吸って吐いての深呼吸をすると良い」とその時に初めて聞きました。
テレビでよく見る「ひーひーふー😗」じゃないんだ。
それから言われた通りの呼吸法にすると、本当に全然辛くなくて😅
陣痛が2分くらいで去っていくこともわかっていたら、耐えられませんか?
呼吸法はぜひ先に聞いておいてくださいね(笑)
絶対出てきてるって!
それでも、誘発剤は入れることになりました。
点滴で3本入れるということだったのですが、1本目を入れ始めたらすぐ陣痛が加速!
もうね、そこにいるような気がするのよ。出ちゃうんじゃない?
不安になったところで看護師さんが来たのでそれを伝えると「そうなんですか~😊」と言いながらさらに誘発剤の速度を上げた。
私には謎の行動😰
産んだことないから、どんなものかがわからないけど・・・絶対もうそこまで下りてきてるんだよ!
なので、傍にいた夫に先生を呼んでもらった。
そして駆け付けた先生が診るなり一言「わ!もう頭が見えてる!!!」
「でしょ😩!」って感じでした。
超安産!明日もう1人産んでやろうか
そのままベットごと分娩室へ移動する羽目になった。
「だから言ったのに~」って感じでしたが、そこからもう、あっという間の出産でした。
全然痛かった覚えがない。(声も上げなかったと思う)
これなら妊娠中の便秘の時の方が絶対に辛かったもん!
確かに「今すぐ出したい!」と思うのに「まだです」と言われ、いきみ逃しをする間は辛かったけど、助産師さんにお尻を抑えてもらったら楽だったし、それってほんの少しの間だからね。
うちの子は「へその緒が首に巻き付いている」と言われていたので心配でしたが、それも問題なくツルっと産まれました。
ふつうより少し小さかったのも良かったのでしょうね。
取り上げた瞬間、先生はうちの子と目が合ったらしく、「この瞬間に目が合ったの初めてだわ」とびっくりされてました。
しっかり目を開いて産まれてくるのは珍しいんですね(笑)
ほんの少しだけ会陰切開したのですが、麻酔効いてるし切る時も縫う時も全く痛くなかったです。
そんなことよりもちゃんと鳴き声が聞こえた瞬間から、幸せでいっぱいになります。
胸の上に乗せてもらった時なんて、本当に愛おしくて涙が出ちゃいました。
「それにしても、エコーの写真そのままやないか~い!」って笑っちゃったりしながら。
そして、夫の顔を見た瞬間に出た言葉がこれです↓
「明日、もう一人産めと言われたら全然産める😁」
私よりも出産に怯えていた夫はびっくりしていました。(怖いからと立ち合いを拒否したくらいですから)
感覚を掴んだので、できることなら明日にでも産みたいくらいだわ、本気で。
陣痛から5時間半、超安産での高齢出産だったのでした。
出産後も問題なし!
次の日の朝、受診するとまずは痛くないか聞かれ、排便についてもお話があったのですが、すでに私はスッキリしちゃってたので、先生に驚かれてしまいました。
ふつうは怖くて悩むみたいですね😅トイレ。
思いもしなかった・・・
それくらい傷口も縫い目も順調でした(笑)
食欲もあるし、母乳もめっちゃ出たし、高齢だからって劣るところは何一つありませんでした。
まとめ
今、不安に思っている方もいるかもしれないけど、高齢でも問題なく産めることをお伝えしたいです。
しっかり運動すること、バランスよく食事をとること、心に余裕を持つことは大切だと思いますが。
出産前には私もイライラして心に余裕がない時もありましたが、日記を書いたり、ぬり絵をしたりして気を紛らわせていました。
高齢ママになった今も、特に問題なく頑張れています。
この先のことはわかりませんが、この幸せに勝るものはないので、頑張れると思います🤗
日々鍛えていますよ(笑)
産まれた時から見えてる?ってくらい目を開けていたわが子。
ずっと宇宙人に見られているような気がして、夜中には怖い瞬間もあったりしたくらい目をあけていた(笑)
しかし、やっぱり自分の子は可愛い!
私たちのところに産まれてきてくれてありがとう。いつもそう思います。
そんな思い出話でした。