うちの夫は魚が苦手なので、メニューにとっても困ります。
糖尿病の治療においても魚が良いのは周知の上ですが、食べられないものは食べられないのです。
魚メインの献立はカロリー制限も減塩もしやすいから助かるんだけど。
同じフライでも魚とお肉は別献立になるはずだもんね。(ちなみにエビも苦手😓)
そんな夫のことを例にしますが、世の中には好き嫌いで魚が食べられない方が結構いるので、「食べろ!」と言うだけでなく、どうするべきかについて考えてみたいと思います。
魚の効能
最初に、なぜ魚を食べた方が良いのかを考えてみたいと思います。
- DHA
- EPA
- たんぱく質
- カルシウム
- ビタミン(D、E、B12)
- 必須ミネラル(カリウム、カルシウム、マグネシウム等)
その他にもいろいろな栄養成分が含まれている!
出典:農林水産省Webサイト 特集1 だから、お魚を食べよう!(1):農林水産省 (maff.go.jp)(令和3年1月27日に利用)
骨を丈夫にしたり、血液をサラサラにしたり、認知症予防になったり目に良かったり。
これはやはり食べないと!
魚嫌いなのに刺身を克服した夫
「好き嫌いなら、頑張って食べてみろ!」と最初のころ思っていたのは事実です。
私が病院で管理栄養士として勤めていた時も、アレルギーではない「魚禁」の方には「魚は体に良いんだから、ちょっとでも食べる努力をしてください」的なことを言っていました。
病院食作りも大変なので、基本的には好き嫌いは聞かないことになっていますので。
ですが魚嫌いな夫と出会い、本当に一切魚を食べようとしない(食べられない)姿を見ると、仕方ないんだなと思うようになりました。
患者さんにも優しくなったかもしれません(笑)すみません・・・
そんな夫も、魚が大好きな私に合わせようと頑張ってくれていました。
デートで向かった先が魚が美味しい場所だったりすると、お店に連れて行ってくれたり。
本当は魚の臭いだけで死にそうだったみたいです😅
そして、沖縄に旅行した時に夫は初めて刺身を食べました。(無理してみました)
「ちょっとマグロ食べてみようかな。刺身なら食べられそうな気がする」と言って。
それが・・・
沖縄の「道の駅いとまん」の別棟にあったお店ですが、予想以上にマグロの美味しいお店でした。
魚を初めて食べられた感動と、沖縄の筋肉質なマグロが口に合ったことで、逆にマグロが大好物の一つになってしまったほどです。
それ以来、マグロだけでなく刺身が大好きになりました。
もちろんお寿司も。←これが糖尿病には悪かったのですが😂
というくらいです。
背の青い魚の中には苦手なものもありますが、だいたいの刺身は大好物です(笑)
私は「魚が嫌いな人は、あの生臭さが嫌いで刺身の方が絶対に食べられない」と勝手に思い込んでいましたが、全然違いました。
本人もそう思っていたようです。
これをお伝えしたかった!
刺身が食べられたら、かなり食生活が広がりますよ!
焼き魚に挑戦してみた結果…
夫は調子に乗って、旅行先で出された「川魚」を口にしました。
「ヤマメの塩焼き」です。
私が美味しい美味しいと言って食べるので、食べられるような気がしたようです。
でも一口食べたその後、涙を流しながらすごい勢いでトイレに駆け込み、胃の中全部出してしまいました😭
気持ち悪くてしばらく立ち直れず、散々だったようで。
頑張ってみたことは評価しますが「もう、食べなくて良いよ!」と思った瞬間でした。
嫌いなものは害にもなる・・・
刺身食べられたらOKです!
夫が食べられる魚
もともと食べられていたものもあります。
- シーチキン(マグロ)
- うなぎ
- あなご
- 鯛めし ← 一番の謎😅
- 練り製品(ちくわやかまぼこ)
- 魚のダシ
魚を食べる人間からすると、「何でそれは食べられるの?!」と思いますが、魚嫌いな方からは結構な確率で同じ回答が得られました。
患者さんに確認すると、「なんでわかるの?わかってくれて嬉しいな」と言われることも。
練り製品はちょっと違うかもしれませんが、ツナ食べられるのなら、少しでも食べた方が良いですね。
魚が食べられないならどうするか
先ほど書いたように、魚には良い働きがいっぱいあります。
できればやっぱり食べていただきたい。
魚が食べられないと思っていても、夫のように意外と食べられるものがあるかもしれません。
昔の記憶で食べられないと思い込んでいるだけかもしれません。
まずはちょこっと食べてみることをおすすめします。
魚の一番良い食べ方は「刺身」です。
魚の脂にDHAやEPAが含まれているのですが、加熱すると溶けて落ちてしまいがち。
その点、生だと全部その脂がとれるからです!
あと、魚以外の魚介類は食べられますか?
うなぎ・あなご・イカ・タコ・エビ・貝類など・・・
魚が食べられない方は食べられるものを探してみてください。
(ただし、どの食品も偏り過ぎないようにね!)
夫が食べられる魚メニューには限りがありますが、ざっとご紹介します。
【わが家の魚介類メニュー】
- 手巻き寿司(すし飯にはラカントS使用)
- 刺身定食
- カルパッチョ
- シーチキンを使ったおかず(コロッケやハンバーグ・サラダなど)
- うなぎ丼・あなご丼
- 貝を使ったおかず(お汁・お鍋・ホタテフライなど)
- タコやイカを使ったおかず(和え物・炒めものなど)
それでも食べられないときは、サプリメントを摂るのも一つではないでしょうか?
プチっと噛んでみたら本当に魚の生臭い臭いがする液体が出てきます😅(噛むものではありません!)
って感じ。効きそうです(笑)
ただ、注意点もあります。
サプリメントはお薬ではなく食品ですので、どこまでの効果があるのかはメーカーにより違います。
基本は毎日の食生活です!
また、すでに病院から処方されている薬の中にも魚の脂を使ったものがありますので、重複しないように注意しないといけません。(効き過ぎると血がサラサラになりすぎて、止まらなかったりするかもです)
病院にかかっている方は勝手に飲まず、先生と相談してくださいね!
まとめ
現在わが家は糖尿病食の献立を作成していますが、ほとんど魚料理が出てきません(笑)
それは夫が刺身とシーチキン以外の魚が食べられないからです。
※私と3歳の息子はお昼に魚をいただいています。食卓に魚が並ぶだけでも辛いみたいなので。
魚が体に良いのはわかっているので、食べられる魚介類を使いながら、その他はサプリメントで補っております。
魚嫌いの家族がいらっしゃる方に、少しでも参考になればと思いました。
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