こんにちは。管理栄養士のミントです。
私は高齢出産だったので息子はまだ5歳なのですが、私たち夫婦はすでにアラフィフ。
そのため、どちらの両親もそれなりに高齢なんです。
高齢でも元気でいてくれたら良いのですが、
今回は夫の両親がどちらも入院してしまい大変だった話をお話します。
高齢夫婦の生活がどのように大変かを日々考えさせられています。
ご興味のある方はぜひ寄って行ってください。
お義父さんの病気
そもそも関東から関西に戻ってきた理由は、夫の両親が入院してしまい、介護が必要になるかも…ということでした。
介護と言っても、ずっとお世話をすることにはならないのですが。
85歳の今、大腸がん発症
昨年末お義父さんの調子が悪くなり、関東から私だけ帰って一緒に病院に行ってきました。
- 下痢
- 倦怠感
- 食欲不振
- 体重減少
大きな体だったのに、食べられていなかったので痩せてしまっていました。
「食べると下痢になるから食べるのを抑えている」とも言いましたが、気持ち悪くて食べられなかったんだと思います。
病気が怖いのもあるけれど、お義母さんに心配かけたくなかったみたいなんです。
本当は病院へ行くことすら拒否したのですが、嫁である私が付き添うことになったので文句も言えず、「診るだけやな😢」という感じで受診してくれました。
とりあえずは胃カメラだけはできるクリニックに行ったのですが、異常は見当たりませんでした。
ただ先生は「症状からして何もないとは思えないので、大きな病院で腸の検査をしてください」とのことで。
紹介状を書いてもらい、検査に行ったその大きな病院で、大腸がんが発覚したのです。
手術をして人工肛門を造ることになった
85歳という高齢でしたが、腸が癒着し便が全く通らないところまで悪くなっていたので、今生きるためには選択の余地なくOPするしかないとのことでした。
本人は「こんな年やのに、痛い思いしたくない!もういい」とOPを拒んだのですが、「もう少し生きてもらわないと!」「腸捻転起こしたら、めちゃくちゃ痛いらしいで」とみんなで脅して説得し、最終的にはOPを受け入れました。
がんはかなり広範囲にあり、腸の大部分を切除、人工肛門を造ることになりました。
地域包括ケアの病院へ転院したが、ほとんど寝たきりに
急性期の病院に長期入院することはできないので、OPをした大きな病院から地域包括ケア病棟のある病院に転院となりました。
地域包括ケア病棟
急性期の治療が終了し症状が安定した患者に対して、在宅復帰に向けて医療や支援を行う病棟
高齢者によくあることですが、お義父さんは少しの間あまり動かず寝ていたことで、筋肉が落ちて足が弱くなりほとんど歩けなくなりました。
今時OP後は高齢でもすぐにリハビリが始まるのですが、「痛い痛い」「しんどいしんどい」と言ってリハを拒否し、動かなかったことが原因だと思われます。
本人はOPも無事終わったので、車いす生活でも家に帰れると思っていたんです。
「家は慣れているから、帰ればなんとかなる」という謎の自信もありました。
でも現実問題、今の状態では家には帰れません。
- 家の玄関の階段が登れず、デイサービス等の利用も難しい
- ベッドから車いすへの移動もできない
- トイレにも行けない
- 人工肛門のパウチ処理もまだ自分でできない
- それらを介護・介助する人間が高齢の母しかいない
まずは、多少なりとも歩いてもらわないと。
「歩けないと家に帰れないよ」と家族・スタッフみんなで説得し理解してもらい、それからは多少頑張ってリハビリをしたのですが、
やっと歩行器で歩けるようになったところで、今度は足に負担がかかったのか持病のリウマチが悪化、膝に水が溜まってしまい、またリハビリがストップに
人工肛門のパウチ処理も自分でできないと帰れないけど、85歳にはそれもなかなか難しい。
体の感覚が狂ったのか、排尿さえも上手にできなくなってしまいました。
日中は極力ポータブルトイレを使うように言われてはいますが、やはり漏らしてしまうので常にオムツを付けた状態になってしまいました。
お義母さんの病気
20年以上前にパーキンソン病を発症
お義母さんは80歳、高齢なだけでなくパーキンソン病を患っています。
- 薬が切れると体が動きにくくなる
- 手足がガタガタと震える 特に緊張したら震えが大きくなる
- 頭もぼーっとしてしまう時間帯がある
といった症状がもともとありました。(パーキンソン病の症状には個人差があります)
自分で動ける時間を把握しているので、体が比較的使える午前中に家のことを頑張ってやっていました。
お義母さんの場合、一番体調が悪い時間帯は薬の効果が切れる15時くらいから次に薬を飲む17時半くらいまでです。
先生とも薬を飲むタイミングや量など相談していますが、増やせばそのうち効かなくなっていくし、長い目で見るとこのくらいでもうしばらく頑張った方が良いそうです。
今までは高齢でも元気だったお義父さんとお互い支え合いながら過ごしてきました。
お義母さんも圧迫骨折で入院してしまう
お義父さんが包括ケア病棟に転院となった日、付き添って荷物を運んでいたお義母さんは家に帰ってから急に腰が痛くなったそうです。
我慢できないほどの激痛
近所に住んでいる親戚に電話し、整形外科病院に連れて行ってもらったら「圧迫骨折している」と言われてしまいました。
圧迫骨折は本当に痛いそうですね。
本来圧迫骨折は入院しなくても良いそうなんですが、お義母さんの場合は帰っても一人で何もできないので、そのまま入院することとなりました。
あまりの痛みと薬の副作用、これからの不安で精神的に参ってしまい、義母の様子に異変が生じたのです。
「もう私を処分してください。さようなら✋」
などという恐ろしい電話をかけてきて、会話もせずブチっと電話を切り、こちらからかけても出ない。
病は全てを狂わせてしまいました。。。
結局遠方から、代わる代わる私たちが病院に行って、コロナ禍で本来なら会えない所を無理言って面会させてもらい、精神的不安を取り除くことで何とか前向きに治療を行えるようになりました。
ただ・・・
圧迫骨折は普通であれば1か月もすれば痛みは治まると思われますが、パーキンソン病が悪さをするのか、なかなか痛みが治まらず、
動けない上にリハビリもできないことからお義父さんと同じように廃用症候群に。
トイレが間に合わないこともあるようでオムツを使用し、お義母さんも歩行器無しでは歩けないようになってしまいました。
3か月後退院するも、介護認定は「要介護4」
病院にいる間に介護認定を受け、お義母さんは「要介護4」というなかなか重たい認定結果をもらいました。
それだけ悪いんですよね。。。
お義母さんの病院は長期入院でも良いようでしたが、
- 痛みはあるが激痛ではなくなった
- 歩行器(ハッピー)を使いながらではあるが動けるようになった
- オムツが外れて気持ちが上がってきた
- 病院で治療することが無くなった
ので、3か月経ったころ自分からそろそろ退院しようと決めました。
一人でも家で生活できるように、
- 電動式の介護ベッド
- 可動式の手すり
- 歩行器
などの介護用品をレンタルしました。
- 週2回 1日1時間のヘルパー
- 週2回 お風呂介助
- 週2回 パーキンソン病の治療のためにリハビリ(医療)
サービスも申し込み、平日はほぼ毎日誰かが来る感じです。
食事はほぼ毎日ワタミの宅食を利用しています。(詳細はまたレポートしたいと思います)↓↓↓
このような状態なので、自分のことだけでも精一杯。
「お父さんが帰って来るのは無理や!」と受け入れ拒否の状態です。
私たち家族が最低限やるべきこと
関西に帰って来たので何かあれば飛んでいけますが、そうは言っても私たちにも生活があるので頻繁には会いに行けません。
それでもやるべきことはいろいろあるので、予定を調整しながら対応しています。
動ける家族のいない人たちはどうしてるんだろうと思います。
人工肛門になった父の手続き
- 障害者制度の利用手続き(障害者福祉金・日常生活用具費の給付など)
- 後期高齢者高額療養費支給の申請
パーキンソン病の母の特定医療費の支給の申請(更新)
ケアマネージャー探し
いろんな助成制度があってぜひ利用したいけど、まずどんなものがあるのかさえもわからない状態でした。
調べるのも大変だけど、ある程度調べてから役所に行かないと、聞いたことしか教えてもらえない😅
そしてまた、申請するのも大変でした。
病院の地域連携や地域の包括センターの方はいろいろ教えてくださいます。
ケアマネさんが決まれば、詳しいサービスの相談やお手伝いをしていただけて助かりました。
- サービスや制度について教えてくれる
- 介護器具の選定
- 介護用品のレンタルの手配
- スタッフ派遣の手続き
私たち家族しかできないこともあります。
- 洗濯物の受け渡し
- 入院費の支払い
2人が入院している間は2週間に1度、両方の病院に行っていました。
コロナ禍で面会ができないので、洗濯物の受け渡しと言っても、棚の荷物を入れ替えるだけです。(無人)
今もお義父さんは入院しているので、お義母さんの代わりに洗濯物の受け渡しや支払いに行っています。
帰りにはお義母さんの所に寄って帰る感じです。
長期の入院になっているので、地域連携の方との話し合いなどもあり、たびたび病院にも行っています。
家族がいないとこういうのってどうするんですかね・・・
問題はこれから・・・医療費や生活のこと
どちらも入院したので医療費もものすごくかかりました。
後期高齢者高額療養費や母のコルセット・人工肛門の装置などの助成は有り、いくらか返っては来たものの、オムツや食費の負担は意外と多くて。
半年で何十万払ったことでしょう・・・(また計算してみます)
今のところ自分たちの年金や貯金で賄えてはいますが、この先施設に入ることになったりするとさらに大変ですよね。
お義父さんの病状から、これからどうなるのか・・・
お義母さんはどうなるのか・・・
心配事でいっぱいです。
すでに、お義父さんの今の状況はさらに悪くなってしまっているのですが・・・
まとめ:夫の両親がどちらも入院してしまった話
お義父さんは大腸がんで、パーキンソン病のお義母さんは圧迫骨折でどちらも入院してしまいました。
お義父さん85歳、お義母さん80歳
高齢でも支え合って生きてきたのに、お義父さんの大腸がん発覚から生活が大きく変わることとなってしまいました。
今後、お義父さんが家で生活することは恐らく難しいと思われます。
そうなるとお義母さんもどうなるのか・・・
こちらに続きます↓↓↓
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