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【管理栄養士の糖尿病食レシピ】寒い冬にはポカポカ粕汁

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私は粕汁が大好きなのですが、夫が苦手なので結婚してからは実家でしか食べることができなくなりました😅

先日鹿島神社に参拝に行ったときに、売店で酒粕が売られているのを発見。

「すごく香りのいい酒粕よ!美味しいからぜひ」と店員さん。

1パック200円

作り立てみたいで、見ただけで美味しそう・・・

物欲しそうに見ていたら、夫が「買えばいいじゃん」と言う。

ひとりで食べるには多いだろ。(子供はまだ4歳だし)

「食べてくれるなら買う」と言ったら「食べてみる」と言ったので買うことにしました😍

というわけで、今日は粕汁作りました。

酒粕の効能

今ブームとなっている発酵食品でもある酒粕は、栄養もたっぷりでいろいろな効能が謳われています。

こういったサイト↓で詳しく説明されているので、私は端折りますが(笑)

酒粕は搾りカスではなく、栄養の宝庫。 – ブログ|菊正宗ネットショップ (kikumasamune.shop)

「期待できる効能」としてよく言われるのは

  • 腸内環境を整える
  • 免疫アップ
  • 美肌効果
  • 生活習慣病に役立つ(血糖値・コレステロール・血圧に良い?)
  • 冷え性改善

「 期待できる」ということは可能性があるということであって、決して「酒粕を食べたら良くなる」と断言するものではありません。

あくまで薬ではなく、食品ですからね。

ただ、どれだけ摂るかにもよると思いますが、食事の一部に加えるのは有りだと思います。

 

糖尿病と酒粕

酒粕

レシピを紹介する前に、糖尿病の方に酒粕はどうなのかについて触れたいと思います。

「糖尿病の食事療法のための食品交換表」での酒粕の分類は、「調味料」に含まれ、1単位(80kcal)35gです。

酒粕 1単位(80kcal): 35g

ミント
ミント
調味料の1日使用量は味噌やソース、砂糖など全てあわせて0.8単位とされているので、酒粕だけで使うわけにはいかないし、もし酒粕だけを使ったとしても28gまでということになります。

酒粕は前述通り期待できる効能もあるので、もちろん悪いものではなく、むしろたまには摂った方が良いと思われます。

ただ、調味料とはいえ酒粕自体に味はない(塩分0)

ということは

味噌や醤油で味を足さないといけないので、結果として調味料を1日0.8単位内に収めるのが少し難しいんです。

ミント
ミント
1日の量を超えないようにするために、他のお料理もうす味に心がけたり、ラカントSを使用するなど、工夫が必要かなと思います。

※醤油はカロリーが多くないため、「調味料」の表には分類されていません。味噌を使わず醤油で味をつけるのも一つですね。

「交換表」で詳しく計算したい方はこちら↓

 

夫絶賛!薄味でも美味しい「粕汁」の作り方

粕汁

ガッツリ酒粕を使う一般のレシピとは違い、病院でも作っていた野菜たっぷりのうっすら酒粕味の粕汁です。

酒粕が苦手な人も、このくらいの風味なら逆に「美味しい」と言っていただけると思います。

【材料】1人分

  • 大根 40g
  • 人参 15g
  • こんにゃく 30g
  • 油揚げ 3g
  • ねぎ(薬味)5g
  • だし汁 150ml※
  • 酒粕 15g
  • 味噌 3g
  • 減塩醤油 3g

※だし汁は少し多めに用意しておかないと蒸発するので150mlにしていますが、実際に器に注ぐのは100ml程度で、具だくさんにしています。

野菜と揚げは短冊に切り、ねぎは小口切りに。

具材をだしでゆっくり煮たら一旦火を消し、調味料を溶いて加えます。

食べる時は沸騰させないように温めてから、薬味を加えていただきます。

ミント
ミント
発酵食品の味噌と酒粕を使用しているので、沸騰させてしまうと風味が落ちるし、期待できる効能も失われてしまいます。

【今回の粕汁の栄養価】

カロリー67kcal  たんぱく質4.3g  脂質1.4g  糖質6.5g  

食物繊維2.6g  塩分0.7g

 

野菜は味噌汁同様、ごぼうやきのこ類など何でもお好みで入れてOKです。

今回は主品が「生姜焼き」だったので、あっさりと油揚げの粕汁にしましたが、たんぱく質に鮭や豚肉を入れるとさらにコクが深まり美味しいですよね。

でも、あっさり粕汁も本当に美味しいので、味噌汁の代わりに試してみて欲しいです😊

 

粕汁が苦手と言っていた夫も「これは美味しいわ😋」と喜んで食べてくれました。

今まで食べた粕汁は酒粕が濃かったのかな?

(一応4歳の息子は酒粕を入れる前に味噌汁として分けておきました。)

 

酔っぱらうので要注意?!

酒粕のアルコール度数は意外と高くて、日本食品成分表(8訂)では、100gあたり8.2g含有と掲載されています。

各メーカーの成分値を見ても多少ばらつきはあるものの、およそ6~8%のアルコール度数となるので、濃い粕汁は酔っぱらう可能性もあるんですよね。

アルコールの揮発温度は78℃なので、それ以上の温度で3分程度加熱すればある程度のアルコールは飛ばせるのですが、具も入っているし、とろみもあってなかなか100%は飛ばせない。

それにさっきも記載したように、沸騰させたら風味も効能も飛んでしまう🤣

そのため、お酒に弱い方は酔っぱらってしまいます。

 

現に、味見をしていた調理師さんがちょっぴり酔っぱらってしまい、しばらく休んでから家に帰ってもらったことがあります(笑)

こんなに薄い粕汁なのに・・・

病院では粕汁や粕煮はメニューの一つに加えていたものの、患者さんも酔っぱらう可能性があるので念のため、夜のメニューにしていました。

 

あと、仕事から帰ったら、帰省していた6歳の姪っ子が粕汁で酔っぱらっていたことも・・・😲💦

大量に飲んだらしく、真っ赤な顔をして上機嫌で、フラフラしていました。

あぶないぞ、ばあちゃん・・・

お酒に弱い方は量や濃度、タイミングに注意してくださいね。

 

(おまけ)どうでもいい、酒粕の思い出

私は両親が仕事で忙しくて、小さい頃はおじいちゃん・おばあちゃんと一緒に過ごすことが多く、変わったおやつを与えられておりました。

スルメとかだし昆布とかよくかじっていました(笑)

そのせいか、歯が丈夫です🤣

そして、ストーブの上で焼かれた、砂糖をまぶした酒粕もその一つ。

小学生が食べてたよ(笑)酒粕

だから今でも酒粕が好きなのかな。

酔っぱらっていなかったかどうかは不明。

 

昔飼っていた犬(パグ)も粕汁が大好物でした🐕

なぜか与えたうちの父。

一口貰ったら衝撃的に気に入ってしまい、粕汁を炊いているとキッチンから離れなくなるくらいでした。

ずっと座っています。

「味見」という言葉にすごく反応して、自分の口に入るまでは目でずっと訴えていました。

中毒性があるのかもしれませんね。

 

まとめ

発酵食品でもある酒粕は、栄養も豊富に含まれているので、糖尿病にも何かしら良い効果があるかもしれません。

でも、アルコール度数が高くカロリー高めの調味料なので、食べ過ぎには注意が必要です。

酒粕に限ったことではありませんが、効果があるからと言ってもそれを食べただけで病気が治るようなことはありません。

逆に食べたらダメな食品もないです。  ←これ大事😁

何事も量や食い合わせが大切ではないでしょうか?

ほどほどな量、いろいろな食材を食べて健康を維持したいですね。

ま、粕汁が食べたかっただけなんですけどね(笑)

 

 

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