もち麦ご飯始めました。
糖尿病の夫のために、「もち麦」なるものを購入しました。
夫はあまりうれしそうではありませんが、血糖値の上昇を抑える(緩やかにする)というので、取り入れてみたんです。
モチモチ・ぷちぷちした食感で私は好きです。
献立に組み込んだので、いつも通りブログに栄養価を載せようとたのですが・・・
誰か教えて! 栄養成分の沼にハマる
どういうこと?の沼にハマってしまいました。
日本食品成分表が5年ぶりに改訂されたので、早速購入していたのですが、まだ「もち麦」は掲載されていませんでした。
でも、ネットで情報を集めると何となくの栄養については書いてある・・・
もち麦は大麦の一種で穀類の中でも栄養素の含有率が高い。
水溶性食物繊維(βグルカン)やビタミンE、B1などのビタミン類、カルシウム・マグネシウム・カリウムなどのミネラルも豊富。
特に食物繊維に関しては白米の26倍・・・
サイトによって値は違うので、おそらく自社分析の結果ですよね。
それにしても食物繊維がそんなにあるんだ!
と思ってパッケージの栄養成分を見ました。(はくばくさんのんのHPはこちら)
カロリー | たんぱく質 | 脂質 | 糖質 | 食物繊維 | |
「もち麦」1袋50g当たり | 170 | 4.8 | 0.8 | 32.6 | 6.5 |
100g当たり | 340 | 9.6 | 1.6 | 65.2 | 13 |
ちなみに白米の栄養成分は
カロリー | たんぱく質 | 脂質 | 糖質 | 食物繊維 | |
白米100g当たり | 342 | 6.1 | 0.9 | 78.1 | 0.5 |
確かに26倍の食物繊維だ!
わが家では 白米:もち麦=3:1 の配合で炊いています。
こちらのもち麦は1袋に50g入っているので、1合(150g)の米を洗ったら水加減して、もち麦を加えてから水を100ml足し、混ぜて炊いています。
1人分の栄養成分がわからないので、その割合から算出してみました。
大体500gのごはんに炊きあがったので、1人150g食べたとすると・・・
カロリー | たんぱく質 | 脂質 | 糖質 | 食物繊維 | |
もち麦入りご飯150g | 205 | 4.2 | 0.7 | 46.7 | 2.2 |
ここであれ?!と気づく・・・
私がいつも掲載している白米のみのごはんの栄養成分は
カロリー | たんぱく質 | 脂質 | 糖質 | 食物繊維 | |
白米のごはん150g | 252※ | 3.8 | 0.5 | 54.2 | 2.3 |
(※成分表8訂からカロリーが変更になっていました! 150gごはんは234kcalです)
繊維の量、いつもの白米ごはんの方が多い?!
お米を炊くと食物繊維が増える?!
初めて知ったのです。
お米より炊きがったごはんの方が食物繊維が増えるということを。
お米70gでだいたい150gのごはんに炊きあがるので、その食物繊維量を調べると米70gの食物繊維は0.4gなんですが、ごはん150gの食物繊維は2.3g
炊くだけで5~6倍になるんだ!
訂正!
お米を炊いてごはんになると食物繊維が増える・・・
やっぱり、そんなわけないです。
実はこれ、食品成分表が改訂されたことで起こった逆転現象でした。
食物繊維の測定法が新たに加わったけれど、新しい方法(A法)で計ったものと古い方法(P法)で計ったものが混在しているらしく、こんな結果に。
はくばくさんも困惑されたそうですよ。
さて、どちらで計算したら良いのでしょうね・・・
25年も栄養士として働いてきて、計算はしていたはずなのに気づかなかった・・・
うわ!恥ずかし😫
そういえばはくばくさんのもち麦シリーズに、レトルトのもち麦ご飯もあったなと思い出し、その栄養成分を調べてみることに。
もち麦30%配合のようですが
カロリー | たんぱく質 | 脂質 | 糖質 | 食物繊維 | |
レトルトのもち麦ごはん150g | 195 | 4.2 | 0.75 | 41.4 | 2.7 |
これはどういうことだろう。
白米よりちょっと増えただけ~🖐🤣
本当はもっと食物繊維多いんじゃないのだろうか・・・
(※ちなみにマルヤナギさんのHPでは40%もち麦ご飯150gの食物繊維量は5.4gとなっています。)
早く成分表出してくれ~ もち麦の炊きあがりの成分
気になってしまっております。
成分表からわかったことは
ま、確実にわかることは、もち麦ご飯は同じ150g食べて
- カロリーは低くなる
- たんぱく質は多くなる
- 糖質は減らせる
これだけでも良いか(笑)
ビタミンやミネラルについては詳しく載ってなかったのでわかりません。
まとめ
「もち麦」は大麦の一種です。
もちもちした粘りの強い性質の大麦ですが、日本食品成分表にはまだ「もち麦」としての成分値は掲載されていません。
なので、今回は大手メーカーのはくばくさん調べの成分値を見させていただきました。
腸内細菌のエサとなって腸内環境を整え腸の働きをよくするといわれる水溶性食物繊維と、便のカサを増して腸のぜん動運動を活発にする働きがあるといわれる不溶性食物繊維がバランスよく豊富に含まれているので、お米にプラスしてあげるだけで、お腹にも血糖値にも良さそうですね。
(詳しくははくばくさんのHPに掲載されています)
ビタミン・ミネラルも豊富とのことですので、成分表にも掲載されたら納得できて嬉しいのにな・・・と管理栄養士は勝手に思っております(笑)
それにしても、ブログをやっているといろいろ勉強することが出てきますね!
頭を使うから良いかもしれません。
「炭水化物は冷まして食べると太らない」という記事も読みました。そうなの?!
冷めたもち麦ご飯は最強なのかしら?
知らないことがいっぱいです。
世の中にはガセネタもあるでしょうが、エビデンスのあるものは取り入れていきたいです。
日々勉強ですね・・・正しいことを見極めるためにも。
もち麦ご飯は炊けた時に独特の香りがします。
夫のようにそれが嫌いな方もいるとは思いますが、3歳の息子は食感が気に入って喜んで食べています。
栄養が豊富なら、様子を見ながら続けてみようかな・・・